【書評】『ブルデュー 闘う知識人』 (講談社選書メチエ)
「界」「ハビトゥス」「文化資本」などの概念を用いて「文化と階級の再生産」を説明するブルデューの社会理論は日本でも有名だ。しかし、これらの概念と理論は「界」とセットで用いなければ意味をなさないという制約があるため、フランス…
「界」「ハビトゥス」「文化資本」などの概念を用いて「文化と階級の再生産」を説明するブルデューの社会理論は日本でも有名だ。しかし、これらの概念と理論は「界」とセットで用いなければ意味をなさないという制約があるため、フランス…
基本的にルーマンの本は難しいものばかりだが、これは(比較的)やさしい部類に入る一冊。 システム理論入門―ニクラス・ルーマン講義録〈1〉 (ニクラス・ルーマン講義録 1) posted with ヨメレバ ニクラス ルーマ…
社会学者・盛山和夫(もりやまではなく、せいやま)の理論社会学に関する論考集。ちなみに、盛山和夫といえば『社会調査法入門』 (有斐閣ブックス)が有名なので、社会学専攻の学生からは「計量・数理社会学のせんせい」というイメージ…
まず最初に……この本は社会学の本ではなかった。流行りの言い方を使うと「ライフ・ヒストリー」というカテゴリに分類されるらしい。自伝のような書き方で、作者が幼少期から現在に至るまでの人生を振り返っている。その際、当時の作者が…