イマドキの女子高生、好きな男子は肉食系!体育会系男子が好き!草食系はもう古い?
>とかく草食系がもてはやされがちな昨今だが、最近の女子高生にとって草食系はもう古い? 最近のはやりは肉食系男子、そして体育会系男子であることが映画『REDLINE』の女子高生限定試写会のアンケートで明らかになった。
アフリカのとある部族の集落では、男性は太っていれば太っている人ほど女性から人気があるそうです。それは「肥満体=富と力がありそう」という価値観がその共同体で共有されていたり、逆に「太っている=疾病リスクが高い」みたいな知識が共有されていなかったりするせいです。
未開社会では、「こういう人がモテる!」という一元化がカンタンにできるのでしょうが、「日本人はイっちゃってるな。あいつら未来に生きてるよ。」なんて欧米人に言われちゃうほどの超先進国・日本では、今更もう、そういうのは難しい。肉食も草食も「個人の好み」であり、社会や共同体の人たちの大多数が共有・肯定できる価値観ではないといえるでしょう。
僕としては、「肉食」のほうが(流行り廃りではなく)長期的なトレンドとして人気は高いと思います。ところが、そんな中から、草食系が好きな女性が例外的に出てきた。そこで「そういう人たちがいる」というのを見つけてしまったマスコミが「従来は肉食系がモテていたが、今は意外なことに、草食系がモテるんです!」と、ありもしないブームを作ろうとしちゃったわけです。結果はご覧の通り。これは、「マスメディアによるアジェンダセッティングの失敗(限定効果)」の実例じゃないかなと思っています。
いちおう、マスコミを弁護しておくと、彼らはニッチなものをニッチだといって紹介することがあまり許されていない、という宿命を背負っています。彼らが何かを紹介する場合は、「それなりに流行している」という前提が必要です。だから、ブームでないものであっても「ブームになってます」といって紹介する。
価値観が多様化する中で、人々の分裂が問題視されています。だからこそ「マスコミがアジェンダセッティングをするんだ」という向きもあるでしょうが、無理やりに共通意識を作らなくても、多様な価値観を認められるような社会と人間があれば、ぼくは問題ないと思います。
むしろ、マスコミがあらゆる分野でアジェンダ・セッティングを行っていくのは、もう無理。マスコミがどれだけ「これは大切だ、コレは人気だ」と嘘八百を並べ立てて煽っても、自分の価値観にマッチしなければそれを受け入れない人のほうが、今後は増えていくでしょう。
だからこそ、自分とちがう他人を受け入れる、という姿勢が必要になってくると感じています。
そのうち、「他人指向型人間」について考えてみたいと思います。


