「テキストに知性があるかないかを見分ける10のポイント」という、今回話題にするエントリは、タイトルを読むかぎりでは「テキストに知性があるかないかを見分ける方法」について書こうとしている。が、実際のところは修辞法の話題に終始しているため「看板に偽りあり」の感は否めない。要は文章読本の類を2・3冊読めば手に入れられる情報の再編集だから、ぼくとしては佐藤信夫の『レトリック感覚』や谷崎潤一郎の『文章読本』へのアフィを貼り付けでもして「コレ読んでね」とやったほうが有意義なんじゃないかと思ったのだが、そうした知識を持ち出し自分なりに咀嚼してみせることで、aureliano氏は何を伝えようとしたのか。
おそらくは「テキストには知性が宿る」的なことを暗に語りたかったのだろう。しかし、そのために彼が用意していた10の秘訣は、テキスト
の知性うんぬんを語ることよりは、文章を練ることへの気配りであるとか、技能的なことを語るのに適した素材だった。自分が主張したいことに対して適切な材
料を揃えることができなければ、そのことを無理に主張すべきではない。必要な知識や情報を集めるという地道な努力を欠いてはならないのだ。
04 考察の最近のブログ記事
誠実な文章を書くことについての続きを読む
佐藤優の『国家の罠』に連合赤軍絡みのエピソードがあった。それが気になって、共産主義とかその周辺の話題、用語についていろいろとググり、あちこち見てまわっているうちに、興味深い記事にたどり着いた。
言葉に乱れなどないとうそぶく人が、まず真っ先に言葉の乱れを言い始める
ハックルベリーに会いに行く(aureliano氏)
こういう記事を読むと「ああ、俺って普段から言葉をテキトーに使っていてゴメンナサイ」と、とりあえず土下座でもしておこうというよりマジ鬱だ死のう的な気分にさせられるのですが。それはさておき。
このブログのエントリをいくつか読んでみたところ、このブログの作者は論客としてはうるさいので「あんまり敵に回したくないなー」と直感したというのが正直な感想なのだけれど、それでもまあ、上に引用したエントリについては、個人的にはまったく肯定しかねる部分もあったので、備忘録的な意味でもここに書き残しておこうと。
これより先を読み進んでいただく前に、しばらく前に各方面で話題になった「日本語の乱れ」の問題について、おさらいをしていただければ幸いです。面倒くさければ飛ばしてください。
・文化庁:平成19年度「国語に関する世論調査」の結果
・msn産経ニュース:足元をすくわれる? 7割が誤用と世論調査
・タケルンバ卿日記:言葉に乱れなんてない
いわゆる、人のふり見て我がふり直せってやつの続きを読む
www.flickr.com
This is a Flickr badge showing public photos and videos from heine999jp. Make your own badge here.
